オンライン医療相談の導入で産後住民からの相談が3.1倍に Kids Publicと東京都の実証実験

小児科や産婦人科のオンライン医療相談サービスを手がけるKids Publicは2021年12月1日、同年4月から9月まで東京都で行った医療相談サービスの実証実験の結果を公表した。

それによると、オンライン相談の利用者は従来の窓口相談の利用者の約3.1倍となり、オンラインの活用によって、多くの相談を引き出せることが分かった。

オンライン利用者156人に対し、窓口相談は50人

実証実験が行われたのは東京都世田谷区と板橋区で、出産後の住民を対象に参加者を募り、352人が実験に参加した。参加者には、従来の区の窓口相談に加えて、小児科や産婦人科の医師や助産師によるオンライン医療相談のサービスを提供した。

実験終了後、利用状況などをアンケート形式で尋ねたところ、229人が回答。このうち、オンライン相談のみを利用した参加者は117人と最も多く、オンラインと区の窓口相談の両方を利用した参加者は39人、区の窓口相談のみを利用した参加者は11人だった。

オンライン相談を利用したのは全部で156人だったのに対し、窓口相談を利用したのは50人で、オンライン相談の利用者は3.1倍となった。この結果について、同社は「産後のサポートとして、SNSなどオンラインを通じた相談窓口を整備することは時代の要請といえる」とコメントしている。

実証実験の内容

2021年4月20日以降に板橋区と世田谷区が行う新生児訪問の際、訪問員が産後の保護者に、同社が展開する医療相談サービス「産婦人科オンライン」「小児科オンライン」の無償提供を案内。実験参加者は同年9月30日までサービスを無料で何度でも利用できた。

産婦人科オンラインと小児科オンラインには160人以上の産婦人科医や小児科医、助産師が所属。参加者はスマートフォンなどを使い、メッセージやチャットなどで育児に関する心身の悩みを相談でき、予約をすれば10分間の直接相談も可能だった。また、医療記事なども定期的に配信された。

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プレスリリース

 

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