TECH人材向けコミュニティ型賃貸住宅運営のCEspace、北九州市と連携協定

ウィルグループの関連会社で、ITエンジニアなどTECH人材向けコミュニティ型賃貸住宅「TECH RESIDENCE(テックレジデンス)」を展開しているCEspaceは2021年9月7日、北九州市との間で、市内企業のDX推進やIT人材交流、ワーケーションによる人口創出に向けた連携協定を締結したと発表した。

CEspaceは、ITエンジニアやWebデザイナーらを対象にしたマンションやシェアハウスなどのコミュニティ型賃貸住宅を東京で4カ所、新潟で1カ所運営している。また、仕事をしながら休暇を楽しむワーケーション事業を北九州市など国内21カ所で展開している。

今回の連携協定に基づき、CEspaceと北九州市は、テックレジデンス入居者やワーケーション利用者の協力を得ながら、DXや人材交流を進めていく。

首都圏のIT人材を活用した中小企業のDX支援

北九州市では、複業や兼業を考えている首都圏在住者と市内の企業を、複業や兼業で結びつける事業に取り組んでおり、同事業を通じてテックレジデンス入居者らの経験や知識を、北九州市内の中小企業が抱える課題の解決や生産性向上につなげる。

また、テックレジデンス入居者には、金銭報酬だけではなく「北九州市 TECHアドバイザー」の肩書を贈って、個人のキャリア形成に活用してもらう。

ワーケーションなど新しい働き方に対応した住まいやオフィス空間の整備

CEspaceが北九州市でワーケーションを企画するほか、同市の魅力につながるような九州地域初のテックレジデンス開設を目指す。

市外のIT人材と市内企業や教育機関などとの交流機会の創出

ワーケーション企画に合わせ、CEspaceのサービス利用者と市内IT企業や理工系学校との滞在型ハッカソンなどのイベントを実施する。こうしたイベントをきっかけに、新たなプロジェクトや学生が多様な働き方のモデルを体感する機会などを創出し、市内企業の採用力向上を図る。

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