経理業務を抜本的に改革する「Remota」をKDDIに提供 ファーストアカウンティング

AIを使った経理業務の効率化サービス「Remota」を運営するファーストアカウンティングは、2021年8月26日、KDDI に対しRemotaの提供を開始したと発表した。KDDIはもともと自社開発の経理システムを使っていたが、2015年に業務システムの標準化や効率化を図るため、外部システムを導入する方針に転換していた。

ファーストアカウンティングは、Remotaの導入で、現場担当部門の入力業務を軽減できるほか、入力漏れや入力ミス、伝票の二重登録といったミスを減らせるとしている。

Remota導入の理由

ファーストアカウンティングによると、今回の導入についてKDDIは、各種書類の読取精度の高さだけでなく、抜本的な改革に向けて、全体フローを俯瞰しながら支援する同社の姿勢を評価。また、企業会計に関する法制度が大きく変わるなか、会計業務を熟知しているパートナーとして課題解決にあたる姿勢も評価のポイントとなった。

Remotaについて

RemotaにはAI-OCRの機能があり、請求書や領収書などの書類を95%以上の高い精度で読み取る。これによって確認作業を最大7割削減できる。座標設定を必要とする帳票系のAI-OCRとは異なりディープランニング(深層学習)が可能で、文字認識の精度の向上を図っている。

このほか、AIが勘定科目を自動仕訳するため経理業務が効率化され、さらに一連の経理業務をAIによって自動化できる。

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