京都でデータを活用した観光案内DXの実証実験を開始

観光関連事業を手がけるTOKIとベアラックスは2022年1月5日、京都市の京都総合観光案内所(京なび)と連携し、両社が共同開発した旅程作成ツール「TRAVESENS」(トラベセンス)を使って観光案内のDX化を図る実証実験を開始したと発表した。

観光に関するデータの蓄積や、案内業務のデジタル化などによって、担当者の知識の平準化やノウハウの伝承、データに基づく新たな施策展開などにつなげていく。

旅程作成ツールTRAVESENSとは

観光業者向けに開発された旅行の企画・手配を効率化する業務用ツール。クラウド上で簡単に旅行の日程や見積もりを作成し、顧客に提案、調整ができる。

これによって、従来の手順では最大5日かかっていた顧客への提案を1日以内に短縮できる。

デジタル化の効果を検証し、観光客の傾向を分析

実証実験では、案内所を訪れた観光客の興味や関心、性別、年齢などをデータ化。データを分析してお勧めのモバイル旅程を作成する。こうして作成されたモバイル旅程が観光客らに提供される。

実験を通じて、デジタル化によって観光案内業務の質の向上と効率化、観光案内所としての知識やノウハウの伝承などが可能かどうかを検証する。

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