パーソルグループで、クラウド型モバイルPOSレジの「POS+(ポスタス)」を展開するポスタスは2021年11月30日、福岡市が7区役所や出先機関などにPOS+を導入したと発表した。既に9月から運用を開始しており、証明書発行などの手数料支払いで利用できるキャッシュレス決済サービスの種類が拡大した。
区役所など20カ所に導入
POS+を導入したのは、福岡市の7区役所にある市民課と課税課、2カ所の出張所、天神や博多駅など3カ所にある証明サービスコーナーなど計20カ所。これによってキャッシュレス決済で利用できるサービスが11種類から30種類に拡大。キャッシュレス決済比率も2020年度の3.6%から21年9月は7.9%、10月は8.4%に伸びた。
キャッシュレス決済が増えることで現金を受け渡しする機会が減り、人為ミスの減少や感染症拡大防止が期待できる。
POS+とは
POS+は2013年5月からパーソルグループで運用するクラウド型モバイルPOSレジで、有償POSレジでは国内トップクラスのシェアを誇る。ポスタスは、別のグループ会社から事業を承継する形で、2019年12月2日に設立された。
POS+のアプリを、三井住友カードのオールインワン決済端末「stera terminal(ステラターミナル)」にダウンロードすることで、キャッシュレス決済をはじめ、POSレジ機能や全拠点の一括管理機能の利用が可能になる。飲食店向けの「POS+ food」や小売業向けの「POS+ retail」、理美容店向けの「POS+ beauty」などを利用する企業や店舗に合わせたサービスを展開。効率的な店舗運営をサポートする。
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