岩手県紫波(しわ)町とインターネット関連事業を手がけるエルテスは2021年9月8日、両者の公民連携プロジェクト第1弾として住民総合ポータルアプリ「しわなび」をリリースしたと発表した。
しわなびは、紫波町が提供するさまざまな情報をいつでも、どこでも得られる総合ポータルアプリ。誰でも無料で利用できる。
しわなびでできること
アプリのホーム画面から直接、町のホームページにアクセスでき、町からのお知らせや防災情報をすぐに見られるほか、町が運営するデマンド型乗合バスの予約ページや散歩をするとポイントが貯まるお散歩アプリ(リリース予定)を簡単に起動できる。
町では今後、アプリを通じた行政手続きも可能にするなど、「バーチャル町役場」の実現を目指してコンテンツを充実させていく。
地方公共団体スーパーアプリ構想
エルテスの子会社JAPANDXは、住民総合ポータルサービスやアプリを用いて地域課題を解決し、市区町村のDXを進める「地方公共団体スーパーアプリ構想」を提唱している。しわなびは両社にとって同構想のモデルケースとして位置づけられる。
エルテスとJAPANDXは紫波町との公民連携プロジェクトでの成果を生かし、今後、全国1700の地方自治体で住民総合ポータルアプリの導入を図る。