SBテクノロジーと弁護士ドットコムは2021年8月16日、両社で開発し運用する「クラウドサイン for Microsoft Teams」を使った実証実験を、北海道森町で行うと発表した。全国の自治体でクラウドサイン for Microsoft Teamsの実証実験を行うのは、同町が初めて。
森町は2014年から、米MicrosoftのOffice 365を導入するなどICTを活用した業務効率化に取り組んでいる。今回の実証実験では、クラウドサインによって契約業務がどの程度効率化されるのかを検証するほか、クラウドサイン for Microsoft Teamsの導入シミュレーションを行う。
クラウドサイン for Microsoft Teamsとは
クラウドサインは、弁護士ドットコムが開発したウェブ完結型クラウド契約サービスで、契約の締結から管理まですべての作業がパソコン上で可能になる。SBテクノロジーは、ビジネスコミュニケーションツールのMicrosoft Teamsとクラウドサインを連携するアプリケーション、クラウドサイン for Microsoft Teamsを開発した。
Microsoft Teams上でやりとりが可能に
クラウドサイン for Microsoft Teams を使えば、Microsoft 365やMicrosoft Teamsとクラウドサインの機能を組み合わせることで、契約情報の一元管理が容易になり、業務量の軽減や効率化が図れる。
例えば、クラウドサインで契約を締結する前に、Microsoft Teams上で相手と契約内容の調整や確認したり、契約締結の完了や却下といったステータスをMicrosoft Teamsチャットで通知できるようになる。締結した契約書はMicrosoft Teamsのドキュメント共有ツール「Microsoft SharePoint」にそのまま取り込み、保管できる。