電子契約サービス「WAN-Sign」を運営するワンビシアーカイブズと、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2021年8月11日、両社のサービスを連携し、見積りから請求までの企業間取引を電子化するプラットフォームの提供を開始すると発表した。
プラットフォームではWAN-Signと、NTTComが提供する「BConnectionデジタルトレード」を連携させ、一連の企業間取引を電子化する。WAN-Signは電子契約書の作成や署名、保存などをオンライン上で行うサービスで、BConnectionでは見積書や請求書の作成、交付、保存までをオンライン上で済ませられる。
これによって見積もりから契約、請求までの書類の作成や発送などといった事務作業が電子化され、リモートワークの拡大やペーパーレス化の推進が可能になる。
電子契約サービス「WAN-Sign」とは?
日本通運の100%子会社ワンビシアーカイブズが運営するサービス。
GMOインターネットグループの電子印鑑や電子署名の技術を基盤とし、同社の情報資産管理ノウハウで内部統制やセキュリティーの機能を強化した。電子契約書の作成から管理まで一元管理するほか、書面による契約書の原本管理や書類の電子化にも対応している。
クラウド型請求書電子化サービス「BConnectionデジタルトレード」 とは?
見積書や請求書などの文書の作成から社内回覧、送付まですべてオンライン上で行うクラウド型の電子化サービス。紙の書類を電子データ化する機能もあり、企業間取引の書類すべてを電子化できる。
保管したデータは、他の経理システムや管理システムと連携することが可能で、転記ミスを防ぎ、業務を簡素化、効率化できる。