電話自動応答サービス「IVRy」でマイクロソフトと協業 Peoplytics

電話自動応答サービス「IVRy(アイブリー)」を提供するPeoplytics(ピープリティクス)は2021年7月13日、米マイクロソフトのスタートアップ支援プログラム「Microsoft for Startups」に採択されたと発表した。

Microsoft for Startupsは、独自の技術を持つスタートアップ企業の成長を支援するプログラムで、グローバルなエコシステムの構築を目的としている。今回のプログラムへの採択によって、同社はマイクロソフトの協力を得ながら、IVRyの新たな機能の開発を進め、事業の拡大を図る。

電話自動応答サービスIVRy

顧客からの問い合わせや注文、予約などへの対応をすべて自動化するサービス。かかってきた電話には、事前に録音していた音声で応答し、用件に応じて対応を振り分けられる。これによって、直接応対が必要な電話は担当者に取り次ぎ、急ぎではない用件はメッセージとして録音してもらうなどの対応ができるようになる。住所や道順などの問い合わせには、SMSで定型のテキストを送ることで、電話への対応業務を効率化できる。

IVRyの活用事例

人手の割に問い合わせの多い飲食店や小売店、中小企業向けに開発されたサービスだが、飲食店や美容院などだけではなく、企業の代表電話や病院、通販会社などさまざまな業種で活用されている。

営業電話への対応が必要なくなり、電話の応対業務を8割削減した企業や、簡易コールセンターを社内に構築した企業もある。1日数万件を超えるワクチン予約の電話を自動応答で対応した事例もある。

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