地元企業のDX推進をサポート NTT東日本とノジマ

首都圏を中心に家電量販店を展開するノジマと、NTT東日本は2021年6月21日、ICTを活用して地元企業のDX推進を支援するため、6月から業務連携を本格的に開始したと発表した。

ノジマが扱っているノートパソコンやタブレットなどのデジタル家電と、NTT東日本のWi-Fi、セキュリティ、オンラインストレージなどのICTサービスを組み合わせて、テレワーク環境の整備など働き方改革や業務効率化につながるDXの進め方を企業に提案する。

企業に対するコンサルティングの進め方

ノジマの専任担当者が、専門スキルを持ったメンバーで構成されるチームと一緒に、NTT東日本神奈川事業部と連携して行う。提案から導入支援、運用サポートまできめ細やかな対応で、DX推進のサポートにあたる。

また、企業の業務内容に応じて、RPAやOCRなどの活用も提案する。

提案事例1

USBメモリによるデータの持ち運びや、メールのやりとりなどで情報やファイルの共有、管理を行っている企業に対し、NTT東日本が運用するオンラインストレージを活用したデータ共有や管理を提案。オンラインストレージを使えば、常に最新版のファイルを安全に共有できる。

提案事例2

単純なデータの打ち込みを社員が手作業で行っているため、入力ミスの多発やチェック作業の煩雑化、担当者のモチベーションの低下などに悩まされている企業に対し、OCRによるデータ化やRPAによる自動入力を提案。入力作業の省力化やミスの大幅削減を図る。

OCRとRPA

OCRとは、手書きされた文字や印刷された文書などを、イメージスキャナーやデジタルカメラなどの機器で読み取り、コンピューターで利用できるデジタル文字コードに変換する技術。Optical Character Recognition(Reader)の略で、光学的文字認識ともいう。

RPAとは、Robotic Process Automationの略で、人間がコンピューター上で行っている定型作業をソフトウェアやAI を使ったロボットなどが代行、自動化する技術。「デジタルレイバー(仮想知的労働者)」と呼ぶこともある。

関連サイト

ノジマとの地域企業のDX推進支援に向けた連携について